労働保険~ちょっとだけ知りたい会社の保険
自分たちの生活を守る公的な保険が、健康保険と年金保険。
代わりに、仕事のことを守ってくれるのが、労働保険である。すこしだけ調べてみた。
労働保険、労災保険と雇用保険の二つに分かれる。この二つ、ある程度働いていれば、加入することが義務というもの。年金保険に健康保険に労災保険に雇用保険なんて大変ジャマイカ!と思うが、あとの二つは会社にて手続きするもの。
雇用保険は会社と折半して保険料を払う。労災保険は会社が払ってくれる。ありがたい。掛け金そのものは安く、それでいて保障はけっこう充実している。
労災保険は、「労災が降りる」とよく言うように、仕事中のケガを補償してくれるもの。国民年金の傷病手当金は業務外という決まりがある。私生活なら傷病手当金、仕事中なら労災というわけだ。
雇用保険は失業したときなどに活用できる。離職後、職探しをしているときの給与の補填だったり、職業訓練など。
これらを会社とすこしだけ自分が負担して、なにか問題があっても大丈夫なようにしているのが労働保険。お恥ずかしながら全然知らなかった(使う機会がないので)
老齢年金~私がオジさんになっても、お金はいくらもらえる?
年をとったらもらえる年金。定年退職するとそれからは満足のいく仕事ができないため、安定した収入が得られなくなる。そんな事態を避けるためにあるのが老齢年金。世に言う老後の年金である。
老後の年金のことを老齢年金ということを、どれだけの人が知っているんだろうか。国民年金って老後の年金しかもらえないと思っていた人が多いのではないだろうか。(私みたいに)
遺族年金や障害年金と同様、老齢年金にも基礎年金と厚生年金がある。例によって、厚生年金に加入しているサラリーマンのほうが待遇がいい。
そして例によって厚生年金はまた計算が複雑なので、おいておこう。
では、老齢年金はいくらもらえるのか。私がオジサンになったら、いくらもらえるのか。
老後の年金は、年額で780100円となっている。この数字、もう何度もみたが、実は国民年金の3つの保障は、すべてこの780100円に統一されているのだ。なんと分かりやすい。もらえる金額は780100円。
ところが気を付けてほしい。この老後の年金、老齢基礎年金のみ、もらえる金額が変わってしまうのだ。障害年金も遺族年金も、免除・猶予された期間は金額に影響しない。ところが、老後の年金は、払わない期間があると安くなる。
給付金額は、この期間を含めて計算に入れるので、少々複雑になる。せっかくのわかりやすい基礎年金が、このときだけは分かりにくくなる。困った話である。
安くなるのはしょうがないが、わかりやすくしてほしい。
遺族年金~亡くなってしまったらいくらもらえる?
かんたんに言うと、遺族になるともらえる年金。
伴侶を失って、悲しみに打ちひしがれているままではいられない。すぐに現実的な問題に直面する。生計を立てていた者が亡くなると収入が激減し、これまでの生活が難しくなる。こんな残された家族の生活を守る保険が、年金保険の遺族年金である。
家族がなくなったら、誰でも保険を受け取れるのか?というと、ここは大きな差がある。国民年金保険では、加入者の、「子のある配偶者または子」と明確に記載されていて、子どもがいない配偶者は、一銭ももらえない。しかし厚生年金加入者なら、遺族厚生年金が出る。なんたる優遇だろう。
※こどもといっても、18歳以下。
しかし遺族厚生年金の金額は、いつものごとく複雑な計算があるので、ここでは書かない(調べてもわからない)。遺族基礎年金はどうか。
遺族基礎年金の保険金額は、とてもわかり易い。まずはベースとなる金額が、780100円。これに、こどもの人数によって加算される。これが年額だ。
こども一人 1,004,600円
こども二人 1,229,100円
こども三人 1,303,900円
こども四人 1,378,700円
毎年もらえるので、家計の助けになる。こどもが高校卒業するあたりで終了。それ以降は自分でなんとかしないとならない。
障害年金~障害状態ならいくらもらえる?
障害を持って仕事にも生活にも支障をきたす人がもらえる。
具体的には、障害認定基準を満たしていること。このあとに申請の結果が必要かどうか不明。国民年金保険に加入しているものは、2級以上の障害認定でないと保険金が出ないところが怖い。
そして、老後にお金がもらえる年金保険をちゃんと払っている人がもらえる制度。国民年金保険など、未納が多いと対象外になる(厚生年金保険を未納になることはないだろうが。会社がちゃんとやっていれば)。
名前の通り年金なので、毎月だか毎年だかは分からないが、定期的にお金がもらえるようだ。働くのが難しい場合、定期的にお金がもらえるのは非常に助かる。
金額として調べると、障害年金にはまず二段階あって、一段階目の障害基礎年金は、二段階の金額設定がある。
そして二段階目の障害厚生年金は、普段の給料を複雑な計算の元、金額が決まる。
いくらになるかは、障害の等級で、変わってくるのだ。めんどうくさい。
障害等級2級以上なら、年間で78万円以上もらえると覚えておけばいいだろう。
その下にも障害等級3級というものもあるが、国民年金保険加入者には、3級に対する保障がない。多少の仕事ができるという点で、自分でなんとかしろということなのだろうか。しかし厚生年金ではある。
公的保障、調べていると、サラリーマンと一般人で、優遇の差がかなり大きい。どうしてなのか。
※会社が代わりにその分の保険料を払っているからである
傷病手当金~ケガで休むならいくらもらえる?
病気やケガで仕事ができない場合にもらえる保険。なんと、4日以上でもらえる。もらいやすい保険金といっていいかもしれない。
これは、病院の支払いを、3割にしてくれる健康保険を払っている人が受け取れる。
給料の金額から日額を計算する。給料の満額がもらえるわけではないが、ないよりはマシだ。
給付金額としては、給料の日額を3分の2した分、大体66%ということだ。もうちょっと欲しい。
※給料の数字とは、標準報酬月額という、よく分からないものを使う
ただし、業務外という規程があり、仕事中にケガをしたものは認められない。
それに有給があるならそれを消化してからになる。
傷病手当金でとりあえずの休みの間はなんとかなるが、もらってから1年6カ月で権利が消失するようなので、超長期間の休みには無理がある。
アクロバティックで危険な遊びをしている人はとくに注意が必要か。
社会保障の3つの保険
社会保障は、もしものときに、国などの機構とか団体が保障してくれるもの。こまったときにお金の面で助けてくれるので、とても助かる制度である。
そりゃスゴい!助けてくれるのか!!と思っていたら、ちょっと拍子抜けにあうのであった…
社会保障には3つの保険があった!
社会保障はなにか問題があったときに国がそのまま助けてくれるかと思いきや、実際には保険に加入していて、その加入先からお金がもらえる。これが社会保険である。
保険に加入しているということは、保険料を払っているということ。国が助けてくれるというよりも、自分で用意しているのと同じである。騙しやがって!
年金保険は社会保険の一つ。あの老後にお金がもらえる制度であり、個人情報を流出したところでもある。毎月1万7千円くらい。
健康保険も社会保険の一つ。病院での支払いが3割負担になるあれ。使う機会は人それぞれだが、使わなくても毎月何万円も払う人も。
労働保険は、社会保険といっていいのか分からないが、強制加入なので社会保険の一つといれよう。ケガをしたときの労災や仕事を辞めたときの雇用保険を含めて言う。
社会保障。たしかにスゴいのだが、自分で保険料を払っているので拍子抜けである。それでいて実際もらえる金額は複雑な計算式が必要なのだから。せめてここを簡単にしてほしい。
社会保障、これはもう
わけわからん!!
これが、自力で調べていたときの感想だった。
ほんとにね、わけわからん。
保険に加入する前に考えるとすれば、社会保障の存在。もしものときのために保険に加入するものだが、そのもしものときは、ある程度すでに保障されている。それが社会保障。公的保険、社会保険とも言う。
ではこれらがどういうものか、調べてみようと調べてみると、だんだん意味不明な内容に混乱させられてくる。
保障なんて、こんなときにいくらもらえるよ~と言う基本的なことだけ決めればいいのに、掛けたり割ったり、これがあるともらえないとか、少ない場合はこちらを参考にとか、子供がいるとどうだとか、子供がいないと対象外だとか、制度が複雑過ぎる。
国は社会保障をあげたくないのではという気さえしてくるのだった。
そんな社会保障を、非力ながらも調査。わけわからん正体不明の骸骨がはびこる社会保障、素人がかんたんにまとめるとどうなるのか。きっともっとわけわからなくなるだろう。
ということで、このブログは個人的なまとめが基本である。